作ったり考えたりの記録

Perspective drawings

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

« 前の記事  ホーム  次の記事 »

虹を見たければ、雨の日もガマンしなきゃ

今日2件の用事があって外出してきた。

今日の記事はちょっと長いので折りたたんでいます。

今日、昼ご飯を一緒に食べた知人が美術科で教員採用試験を受けるそうだ。
 採用規定の年齢制限に近く、かつ主婦で子どもも居る人がチャレンジする。世間一般に言う「不利なシチュエーションと戦う」ことらしいと聞いただけで応援したいと思った。


 話を聞いたのだが、ずいぶん迷っているようだった。

「年齢制限ギリギリだからダメなんじゃないか」とか「講師経験がないからダメじゃないか」「自分に子どもがいるからダメじゃないか」といったといった言葉が多かったのが気になった。

 単なる自分の印象だけど「出来ない言い訳」をあらかじめ用意して「ダメだった時に安心する材料にする」のだとしたらちょっとマズいんじゃないかなーと思う。

 そもそも教育には「人を伸ばし育てる」理念がある。
教師を目指す人が自分のチャレンジを否定することは子どもの可能性を摘む発想に行っちゃいそうでこわい。
 ダメかどうかなんて分からない。
 だけどチャレンジしたいからやる。ダメだったら実力がなかったでいいと思うし。
 …(不利な状況で物事に臨むと言うのは心配事が多いものだから分からないでもないけどもね。)



不安は分かるが、今日彼女が何回か私に言ったことにはちょっと複雑な思いがした。

nyororoさんてどうしてそうアクティブなの?
どうしてそんなに何でも出来るの?
どうして自信ありげなの?自分が正しいって信じられるの?
どうしてきちんとスケジュール管理出来るの?

正直に言うと、ちょっと困惑した…。

 でもここに書くとすると、…そのように(表面的に)見えることは全部教師時代に身につけたことだって言うしかない。
教員で担任持てば生徒をリードしなきゃいけないし、見通しをもって物事を指示しなきゃならない。
確信をもって物事に当たれるようになるためには何度も下調べするし、資料も作り、自信を持って生徒に接したい(そうでなければ生徒が不安になる)。

 色んな科目を持たされたし、他教科を教えたこともあった。
明らかに業務外の仕事(看板づくりや生徒用カレンダーのデザインとか)も沢山あった。
 仕事をしていれば「自分のやってることに間違いが無いかどうか」をチェックし、訂正修正をしながら進めるのは当然だし、行事をスムースに進めるためには綿密なスケジュール管理が必要だ。

 …そうでないと、生徒や組織が動けないし、生徒が安心して学習に臨めない。


「どうしてアクティブなの?」と言われたら「アクティブなように情報収集しているから」としか言えないし、「なんで自信をもってるの?」と言われたら「(本当は自信は無くとも)、自信がない感じだと人として信用されない時もあるから必要以上に謙遜はしない」ってだけ。

 どんな物事だって最初から出来る人なんて居ない。自分は自分を教育するしかないべ…と思う。


 私は別に立派な人間じゃないし、たいそうなことも出来ないのは良く自覚してる。

でも「私は試験を受けてもダメだから」なんてことはわざわざ人前では言わない。何かをやりたいと思うなら「私はコレをやりたいからそのために努力をする」と言って、ただひたすらやればいい。


 もちろん懸念材料があるのは不安だと思う。
それならば、一番最初に懸念材料をピックアップして「自分にとっての最も強大な敵」がなんなのかを知らないといけないと思う。それが「家庭」なのか「体調や病気」なのか「年齢」なのか「学習量の不足」なのかは自分自身でなければわからない。

 教養試験、専門試験の点数が足りないなら、「分からないところ」を徹底的に洗って正答率をあげるしか無いんだし、デッサンに問題があるなら、時間内で描けるように練習をすればいいし。彼女いわく「大学の先生って絵の書き方教えてくれないから絵の書き方が分からない」…って話だったけど、大学教員が手取り足取り教えてくれる大学自体が少ないと思う。デッサン画塾でも「カタチ狂ってるね」とか「構図上過ぎるね」とか言われてあとは自分で直すって感じだろうし。

 高校教員は県内転勤があるから、盛岡が赴任地だったら盛岡のほうがいいだろう、一発で合格して、デッサンもラクして上手くなればいいに違いない。でもそれは受験側の希望であって、現場のニーズじゃない。
 現況として高校美術教師は専門性が求められるが、「免許外指導がない」代わりに「2校、3校掛け持ち」っていうケースがあるからだ。だから現在では多くの学校で「非常勤講師」を頼んでいる。確かに厳しいのは事実だ。


 例えばだけど、今から一日2時間勉強したとして、7月末の試験までは約240時間。

 合格したいなら(懸念事項の洗い出しも含めて)その時間の「見積もり」を取り、今すぐ行動計画を立てて学習を進めるべきだし、試験にパス出来る為に何をするべきかを考えないと240時間なんてあっという間に無くなる。
 「なぜ教師になりたいか」「教育で何をしたいのか」を今一度考えたほうがいいと思った…。




自分の考えが甘いせいなのかもしれないけど、
「年齢や環境のせいにせずに、やってみたいことにチャレンジする。」では何故いけないのかな?それならば、ダメだったとしても気持ちよく次のキャリアに進める気がするんだけどね。



「nyororoさんは好きなことやってていいなあ」みたいに言われてみて、ちょっと思ったんだけど、

彼女から見て【キラキラして見える】んだな、って思った。
…(褒め言葉のつもりなのかもしれないけど)「最初からなんでも出来ていいわね」みたいに言われるのってあまり嬉しくない。ていうかそんなわけない。


 「教師を辞めたことに後悔はないか」と言う話になったのだが、
 今はちょっとのお小遣い稼ぎしかしてないし、早く辞めちゃったから貯金も潤沢じゃないし、若いときに病気をしたため子どもも居ない。「教師を辞めて後悔してない」とは言えない。金銭面では特に(笑)夫死んだらマジでヤバいと思ってる。
 でも仕事でなく結婚生活を選んでしまった時点で、稼ぎは少なくとも、自分にしか出来ないことを探したり、スキルを身につけるしか無いじゃん…。年齢や環境のせいにしたら、不利なことは多いけど、マ・シェリにしても彩画堂画材研究室にしても「主婦ベースの今」だから出来る仕事だと思っている。だから環境や年齢が不利だとはあまり考えていない。

 (よくも悪くも教師マインドでオトナになっちゃったからだけど)私は「教育の力」を確信している。
 マシェリのスケッチクラスにも色んな年齢の受講者の方々が参加なさっているが、回を追う毎に密度を重ねているし、これからどんどん進化するんだと思う。 
 人が「自ら喜んで学ぶこと」、これは「教育の力」だと思う。(過去の参考記事
  
 彩画堂さんの「画材研究室」にしても別に「求人」があった訳ではなくて、「画材や絵を描くことを通して、お客さんが楽しめる場所があったらいいな」と思ったからお店の人に企画を持っていったのがたまたまお店に受け入れていただけたってだけで上手くいってるみたいに見えてるけど…まだ結果はわからんのですよ。


「結果」って言うのは「果実が成る」ってこと。

 他人が持っている「果実」を見て、「美味しそうだなあ」って思っててもそれは手に入らない。
その果実がなる為に肥料をやり、水をやり、草取りをし、害虫を取り除いて、数年かけて得た果実なんですよ。
そりゃ美味しいですよ。
でも手入れサボったら虫がつくし、枯れる、味も落ちる。
(だから農業のプロが居るんだよ。そのひとたちは売り物に成るクオリティを保ちながら世話しているんだから)

だから私は今の仕事を育てる為に仕事のお世話しないといけない

The way I see it, if you want the rainbow, you gotta put up with the rain.(Dolly Parton)
(虹を見たければ雨の日もガマンしないとね!)
この言葉に尽きるような気がする。


彼女が大きく、ステキな虹が見られるといいな、って思う。
関連記事

« 前の記事  ホーム  次の記事 »

■ プロフィール

nyororo

Author:nyororo
にょろろです。
射手座 B型。

高校の美術教師として勤務後、2007年よりフリーで仕事をはじめました。 現在は水彩やイラストの制作、スケッチ教室で講師をしています。
スパム防止のため、コメントは承認制にしています。コメント下さった方、すぐには表示されませんが少々お待ち下さい。



○おさかなを飼っています。
「おさかな観察日記」もよろしくお願いします。

○趣味で英語を勉強しています
「2000時間英語トレーニング日記」

☆よく出る話題
 水彩 スケッチ 織り 染め 紡ぎ 編み物 写真 カメラ 旅行 文房具 テチョカツ 万年筆 ジブン手帳 海外ドラマ 金魚飼 英語学習 多読 Skype英会話 Glee Law & Order Criminal minds 洋画 カフェ 蘭栽培 Apple製品


☆お知らせ
2010年11月にgooブログから引っ越しました。

■ 最新記事

■ メールフォーム

イラスト制作・水彩講座のお問い合わせなどはこちらにお願い致します。

名前:
メール:
件名:
本文:

■ ブログ村

■ 最新トラックバック

■ Twitter

 

■ 検索フォーム

■ QRコード

QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。