作ったり考えたりの記録

Perspective drawings

プロフェッショナルであること

普段「怒り」関連のことは書かないのですが、今日は自分の考えを書いてみたいと思います。


【プロフェッショナルであること】について が本日のテーマです。


わたしは4月からある絵画の講座を習い始めました。

 この講座は10時から始まるのですが、全体に対するはじまりの挨拶があるとか、今日はこんな事をやるよ~というようなこともあまり無いまま、それぞれの課題をそれぞれがやる感じで始まります。色んなレベルの人がいるので講師が各テーブルを回って指導をしてくださるというスタイルです。 
 私も初めての授業では絵のコピーを数枚渡され「これを読んで手本をみて模写するように」と言われました。

植物画はご存知の通り独特の描き方があり、科学的視点に基づいた描写をするため、特殊な技能が必要だと感じています。
とても楽しみにしていた講座であったのですが思いがけないところで苦痛に感じるところがあります…。
何かというと担当講師が他の講座の講師の悪口を言うのが本当にツラい…。

 同じスクールではこの講座の他にも花を描く講座があるようなのですが、そちらの講座は淡彩スケッチのようです。でもこの講師は、淡彩スケッチの講師の事を「大嫌い」といい「描き込みが中途半端」と言う…。同じスクール内の講師を悪く言うことに嫌悪感を感じてしまいました。とにかく終始褒める事がありません。

 描き方なんて目的によって違うし、限られた時間でポイントを押さえて描きたいものだってある。細密に仕上げなくとも勢いある線で描く良さだってある。ほかのジャンルの描き方をあまり認めない雰囲気に違和感を感じました。
 信州の方には良い指導者の方がいるらしく、そのグループが作った画集を持ってきた生徒さんが居たのですが、その(信州)指導者について「あの人たちは最初から賞狙いでやってるんだからずるい」…と仰ったのには驚きました…。

 講師の先生は生徒さんそれぞれのテーブル毎に回って教えるのですが、「技術は自分から盗め」という方針ということで、生徒は描くのをやめ、そのテーブルに行かないと行けないらしい…。生徒のみなさんは「先生の空気を読んで」その場に行かないといけないみたい。

 個人的に驚いたのは講師の方は遠くから交通費かけて教えにきているとのことなのですが、ことあるごとに「自分は好きで教えているんじゃない、ホントは黙ってウチで描いていたい」と生徒に対して仰る。でも、謝金は6回で11,340円。交通費、駐車場をかけているのは生徒も同じ…だと思うのです。更に、テキスト代、コピー代も実費ではなく「ガソリン代」を含む徴収をされ、月謝以外にもいろいろな物を買わ無いといけない。これってどうなんだろう…??と思っているところです。


 実は私はこの講師の方の絵を見た事がありません(模写作品は見せていただきましたが)。
私の考えですが、先生の描いた作品をみて「こんな風に描きたい」と思うからトライし甲斐があると思うし、【あこがれの対象】として生徒さん自身が努力するんだと思うんですよね。
 そもそも「技術を盗め」って言ったって初心者の人と、それなりに経験がある人とではぜんぜん違うと思う。ましてや、先生の描いた作品を見せてもらえないとあっては、どうやって技術を盗めばいいのでしょうか?

 きょう初めて入った方がいらしたのですがとても可哀想でした。
はじめての人にただコピーを渡して「コレを描いて」って言ったって、鉛筆を持つのも久しぶりの人は「え~?どうすればいいの?」って思うと思うんですよ。



 あと、自分の好き嫌いによって指導のムラがある感じもなんだかなあ、と思うのです。
 先日「お手本」が終わってしまったので、私は自宅の蘭を描いて行きました。
 他の生徒さんに対し、私のは一瞥くれて終わりに近い感じ…。
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 教師に限らず、仕事としてお金をいただいている以上は「プロフェッショナル」に徹するべきです。
自分は好きで教えているんじゃない、ホントは黙ってウチで描いていたい」などという発言はもってのほかです。
 (本来ブログでは書くのはどうかと思いましたが)仕事に接するあり方の一つとして問題提起させて頂きました。

 まずは「絵を描きたい」と思う人への「描きたい心」を摘まないで頂きたい。
 一人一人の生徒への声がけも、「褒める」をメインでやるべきではないでしょうか。
厳しい事は悪い事ではありませんが、「何を目的にそれをやるのか」が分からないようなインストラクションでは意味がありません。教師はまず「支援の心」があってしかるべきです。


 生徒は講師の顔色伺うために習いにきているのではありません。
 そもそも機嫌の善し悪しでモノを教えるなんて最低だと思ってるので、ほんとうに不愉快でした。作家として力のある方であったとしても、気持ちよく受講出来ない講座は居心地はよくないと感じました。

 「教える」ことは公平であるべきだし(「描く」ことには本来ルール等はなく)「描きたい」と思う気持ちに経験者も未経験者も差はありません。
 向上したい為に来ているのに、その意欲を削ぐような言葉を発するのは「プロ」とは言えないのではないでしょうか。
 ある意味では生徒さんは「お金を払い、時間を作り、交通費をかけてまで足を運んでくださるお客様」でもあるのに…絵を描く喜び以前に、誰かの悪口が印象に残る講座となってしまったのは残念でなりません。(生徒さんも優しくてステキな感じの人ばかりで、三ヶ月で去るのは寂しいですが)この内容では何かを得られる以前にストレスの方が溜まりそうです。


 「プロフェッショナル」な態度こそが良いモノを作り、良い人間関係を生むのだと思います。
 どんな些細な仕事であっても、お金をもらった時点でプロ。教えたくなくたって授業を持っている時点でプロなんですよ…。(そりゃ絵だけ描いてて黙ってても売れれば世話ない訳で…)

 仕事ですもの、苦しみもあれば面倒もあるでしょう。
 どんな仕事だってそうです。でもその仕事が自分を支えてくれるのです。そこで得た金銭が自分の生活を潤してくれるのです。仕事を通して出会わせてくださった方との関わりはかけがえのないものです。1回1回のパフォーマンスを向上させてこその「仕事」だと私は考えています。

 でも…田舎に居るとそれでも仕事として成り立っちゃうんですかね?ふつうの企業だったらリコールものだと思うんですけれど…。でも、まずあと3回あるので、出来る限り頑張りたいと思います(課題自体はツラくないのに毎回精神的に既に挫けそう…)。
 次は通信講座に切り替えて勉強しよう…
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■ プロフィール

nyororo

Author:nyororo
にょろろ(狩野直子)
射手座 B型。

高校の美術教師として勤務後、2007年よりフリーで仕事をはじめました。 現在は狩野直子名義で水彩やイラストの制作、スケッチ教室で講師をしています。
エコールドマシェリ「毎日を彩るスケッチ日記」
JEUGIAカルチャー盛岡「透明水彩スケッチ」
マシェリにて月一回の連載「季節を彩る岩手の野鳥」のイラストを描いています。

にょろろ名義では手帳や時間管理のイベントやオフ会を主催したりしています。
「ジブン手帳公式ガイドブック2017」(実務教育出版)「測量野帳スタイルブック(エイ出版社)藍玉さん著 「まずは書いてみる」(KADOKWA)「手帳事典2018」(玄光社)「に掲載されました。「箇条書き手帳」でうまくいく 初めてのバレットジャーナル (Discover21)に掲載されました。

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