亜米利加滞在日記より
10年前に4ヶ月だけ北米で生活をした。英語も喋れず聞き取れず、読むのも描くのもおぼつかない頃、わたしは風景スケッチを始めた。
知らない外国でスケッチブックを持って毎日絵を描いて過ごす。ろくに話ができないので弁当とおやつを持参し水筒に茶を入れて出かけて、8号程度の水彩を毎日描いた。
風景画は簡単に習得できるものではなくて、毎日描くこと自体は楽しかったがさっぱり絵は上手くならなかった。その頃の絵は個展に出すわけでもなくただ押し入れに眠っている。
短い滞在期間だったのもあってあまり友達もできずに終わったが帰国後英語だけは勉強しようと思い、細く長く続けているが、目に見えてこれも上達していない。
先日、当時撮った写真をたまたま目にして、今の技術で描いてみようかと思い立った。
ボストンに行った時の様子を描いてみたところ描くこと自体の時間は速くはなった。
でもなにもかも覚束ない頃に描いた絵の方が今よりもいい気がする。当時描いてたブログ 亜米利加滞在日記
最近手帳に描いたスケッチ
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