作ったり考えたりの記録

Perspective drawings

第一回「彩画堂 画材研究室」2013/6/29 告知

先日盛岡の画材屋さん「彩画堂」に筆を買いに行ってきました。

 実はワタシ…かねがねやってみたかったことがあってですね…。

それは…

それは…

「(画材屋さんで行う )画材のデモンストレーション!」

 「画材屋さん」っていうとちょっと敷居が高くて、入りづらいと感じている方が多いのではないかと思うんですよ。
 種類もたくさんあるから初心者の方が道具を買いに行くときに何を選んだら良いのかと戸惑う部分もあるだろうし。お値段も決して安価ではないから買うにあたっては「奮発して買う」感じになると思うのですよね。
でも自分の好きな画材を手にした時の喜びって本当に幸せなんですよね。

 以前銀座伊東屋に行ったら、水彩絵の具のデモをやっていて実際に絵の具を試せたり、ちょっとした技法について教えてくれる方が居らしたりして、なかなかいいなあと思ったことがあります。(教室に行く迄でもないけど)「ちょっと教えてくれる人」のが居るだけで、趣味の扉への入りやすさが全然違うと思うのですよ。
 自分は教員生活が長かったせいで視点が「アーティスト」じゃなくて「インストラクター」寄りのタイプというか、世話焼きなのだと自覚しています…。自分で描いたり作ったりするのと同じくらい、誰かと一緒にやってその【成長の現場】を立ち会うのがスキなのです。だってねはじめて何かをする人って伸び代があるから見ていて変化があってとっても面白いんだもの…。

 イメージとしてはは家電量販店かなんかで、電子レンジとかオーブンとかで作った試食品をお客さんに食べてもらうような、デパートのキッチン用品で、「いろいろスライス出来る便利スライサー(シャープナー付き)」とかをデモしているような…そんな感じで画材の紹介&技法がお試し出来たらきっと楽しいとおもうのです。

…なんてアツい話をお店のお姉さんとしたところ、メーカーさんにお話をして下さり、材料を提供してもらえるように頼んでみましょうと言うことに!


そんなこんなで、1週間いろいろ計画をして、本日ワークショップが決定しました☆

 題して「彩画堂 画材研究室」

 月に一度のペースで使用する画材テーマを決め、画材選びのコツや画材の特徴、表現技法等をお知らせしながらお客様の表現技法を役立てていただこうという企画です。(完全に単発の企画ですので気になったところでご参加いただくことができます。)
 (株)名村大成堂、ターナー色彩(株)、(株)クサカベ、ホルベイン画材(株)、ホルベイン工業(株)、福岡工業(株)各社のご担当者様からご協力を頂き、画材をご提供いただく事になりました。
 高校生や中学生、絵を始めたばかりの方々にご参加いただけたらうれしいなあと思い企画しました。興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひお越し下さいね~。

(チラシ、Pagesのテンプレートに会わせて頑張ってつくりました!クリックで拡大します)
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まず第一回目は 2013/6/29 (土)13:00-15:00
「水彩絵の具 & 筆」というテーマで行う予定です。
★不透明絵の具、透明絵の具の違いを試してみよう!
★マスキング液ってどんな効果があるの?
★いろいろな筆の種類を知ろう!

…といった内容を予定しています。

【参加申し込み】
各講座 2時間 1000円 (プレゼント付き)
定員 各講座10名まで(先着順)となっています。

会場&お問い合わせ
「アートショップ彩画堂」
〒 0200063 盛岡市材木町4-30
       Tel 019-622-7249 へどうぞ。
お名前、ご住所、お電話番号をお伝え下さい。
  参加費1000円は当日のお支払いとなります。
  
  絵の具を使いますので汚れてもよい服装でお越し下さい。
  手持ちの画材がある方はお持ちいただくと良いかと思います。



いまのところ、「画用紙」「色鉛筆」「パステル」「ペン&マーカー」「アクリル絵の具」「お外で描きたい!携帯絵の具&イーゼル」「万能!アクリル絵の具」「わくわく額選び」「たのしい旅スケッチ」・・・などを予定しています…。

 わたしもとっても楽しみです!わくわく!ネタを仕込まなくっちゃ!

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「自分発見スケッチ日記」のようす

 マ・シェリの「自分発見スケッチ日記」3回目の様子です。

今日のテーマは「旅の思い出や日常の楽しみをまとめてみよう」でした。

 水彩スケッチだけではなくて、スケッチの脇にエッセイ風に自分の気持ちを書いたり、可愛らしいテープや装飾枠を作ってスクラップブックのように両面にまとめてみたりと、「旅行ガイドのライター」「フードコーディネーター」のような感じで画面を纏めるというのが本日のミッションでありました。


 前回からすこし間が空いてしまったのですが、みなさんその間も沢山描いておられました。
中には「ほとんど毎日欠かさずに描きました」という方や、「イチゴの苗を貰ったので咲いているようすを少しずつ描き始めました」という方もいらして、いつのまにか見応えのある絵が沢山描かれていました










…ステキー!!

わずか3回目なのに「描く」ことがかなり身近なものになっておられるようす…。いい感じです。

 毎回のレッスンの中で、必ず最後にそれぞれの作品を他の方の前に見せていただき、簡単な一言を添えていただいております。スケッチブックが少しずつ完成するようすを見るのは何とも言えず楽しい!

 今回のテーマはかなり大枠しか決めていなかったのですが、旅行記風の方、ガーデニングの記録をする方、家族の毎日のようすを書く方…静物画風に描く方などなどさまざまでした。
 暮らしの中にスケッチがすこしずつ入り込んでいる感じが伺えて、嬉しくなっちゃいました。やったね!








 まだ3回目のレッスンですが、毎回とっても楽しいです!!どうしよう、毎週楽しみすぎる!

 あまりにも楽しいので7月以降のレッスンも継続して行うことになりました。
 更に要望があり、「お花を描くコース」を新たに立ち上げることになった次第です…。詳細については近々ご案内したいと思いまーす☆

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Cafe 美術準備室

 先日コチラの記事にも書いたのですが、4月からデッサンの個人レッスンをしています。
 
 今日は元美術部生徒(Sちゃん)が来ていて、13時から16時までデッサンを描いてもらっています。

 マンツーマンで描き方を教えるのは、教える側としてははっきり言って効率も悪いし、あんまり稼げない(笑)。しかしどこかで教室を持つ場合と比べて、私もほかの家事や仕事のない時間を割り当てることが出来るので、負担が少なく集中して出来るのが有り難いです。
通常は何人かライバルが居て「頑張るぞ!」と思う場面のほうが望ましいとは思います。でも絵を習う人にとっては他人の目を気にしなくても良いし、他の人との比較による【上手 下手】を考えずに済むので集団より気楽かもしれません。
 
 実は先日マ・シェリのほうのスケッチ日記の生徒さんに町でバッタリお会いしていろいろとお話していたところ、(マ・シェリ講座が終わる)「6月以降もレッスンを続けたいのだけれど、自宅で教えていないのか?」という話題になり…もしかしたら生徒さんが増えるかも…?ちょうど彼女がご近所さんだったのでビックリ。スケッチの喜びを共有出来たら私も嬉しいな〜。…と言っても基本的には自宅の6畳一間で小さくやるものなんですけれどもね。




今後、私が企画し主催するものは共通して「Cafe 美術準備室」という名前にすることにしました。
大規模には出来ませんが来て下さった方に楽しんでいただけたらいいなあと思います。


 高校教師時代、美術準備室は特別な場所でした。

 もちろん仕事場であったんですが、職員室とは違った楽しい場所でした。
フラフラーっと生徒が休み時間に遊びにきたり、放課後に恋の相談をされたり、失恋した子を慰めたり、美大受験の生徒の入試指導をしたり、就職希望者の面接練習をしたり。居残りしている生徒に時々コーヒーを淹れてあげたり。

 辞めてしまってからは家に居ることが殆どだったんですが、なんとなく「いつかまた美術準備室のような場所があるといいなー」、とボンヤリ思い続けてきました。(規模はさておいて)また自分の美術準備室が出来たのはなんとなく嬉しいです。


今日のレッスンはこんな感じ。

 前回は「角柱」「立方体」のモチーフだったので、今回は「円柱」を加えたモチーフとしました。B3画用紙に描いています。



 元美術部生徒もイーゼルを立てて描ける環境が自宅には無いので、かなり集中して描いていました。
1枚毎に上達している実感を得ているようなのでやりがいがあります。

きょうはおよそ2時間半ほど描きましたので、次回で完成させる予定です。

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【若冲が来てくれました】 初日

岩手県立美術館で開催されているプライスコレクション【若冲が来てくれました 江戸絵画の美と生命】、初日に行って参りました。

 私の最も愛する美術のジャンルは「日本の近世初期絵画」なので、夕べはワクワクしてあまり眠れなかったくらい(笑)

  
 プライスコレクションに関しては2006年の東京国立博物館での企画展で一度見たことがあったのですが、100万人動員の展覧会といったこともあり、近くでゆっくり見るということは殆ど出来ませんでした。
 今日は昼頃から会場に伺いましたが、人出は多かったものの「人の頭を見るような」混雑ではなく、ゆるりと見ることが出来ました。
 
 今回の最大の贅沢はこの「ケース無し展示が多いこと」だと思います。
 

 屏風絵、襖絵の類(「障屏画」と呼びます)を日本で見る場合、(保存や防犯の面で、合理的であるという理由から)通常はガラスケースでの展示が殆どです。
 本来障屏画は、権力者や豪商の家の室内に飾られ、愛でられてきたものであり、作品の味わいの多くは自然光によってこそ深められるものであるのではないかと思っています(現状としてそのような展示は難しいのは当然なのですが)。

 アメリカ滞在中は、メトロポリタン、フィラデルフィア、ボストン、ワシントンDCの美術館に行きましたが、所々ガラス無しで展示している障屏画を見てなんと贅沢な展示だろうか、と心震える思いでした(日本の国宝級の絵が、サラリと置かれている様子に複雑な思いもしつつ…。)

 もう一点は「作品タイトル&キャプションの工夫」にあります。
 通常は漢語風に作品の名前が記せられているのですが、子どもにも分かり易いように名前を添えて展示されていました(例えば鈴木其一「群鶴図屏風」のタイトルは「ツルの行列」。渡辺南岳「岩上猿猴図」は「岩から下をのぞくサル」といったように)。作品解説も教育を目的としているような内容が汲んで取れました。


 その点で今回の展覧会の図録が秀逸だと感じました。
 作品の内容に関しては、前回2006年の東京博物館で開催されたものとほぼ一緒ですが、図録と比較してみた場合徹底して「絵を分からない人たちに対しても易しく、分かり易く」という意図が徹底されていました。
 図録のサイズが一回り小さくなっていたり、また要所に親しみ易くさせるように編集されたページがあったりと、「子どもが手にとっても見やすいような作り」になっているところも素晴らしいと思いました。全体を通じて「被災地域の子どもに見てほしい」という主催者側の願いがつよく感じられます。

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 この展覧会をわずか1年で企画した関係者を思うとものすごい労力であったことでしょう。

 (図録の中にプライス夫妻、辻惟雄らによる対談より)
プライス氏の奥さまの悦子さんは日本人なのですが、悦子さんによれば、
「1960年代のアメリカオクラホマに嫁いだ時代、ジャップ、チャイニーズと言われ、第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争までも(アジア人であるという理由で)差別を受けた。 しかし、日本に帰れば「外国人と結婚した女性」として逆の立場で差別されたこともあった。カルフォルニアに住居を移した際には今度は知識階級からの軽蔑があった。しかしその都度議論を重ね、自分の立場を理解してもらうようにつとめた。
 そして9.11の同時多発テロ以来、差別的なことがぴたりと止んだ、【人種差別がテロを生む】ことが市民の感情として生まれたのではないかと思う。
 そして3.11の震災で(アメリカ人の)日本人に対する見方が変わったようだ。日本の震災報道でアメリカ人は暴動もなく略奪もなく困難にじっと耐えている様子を「日本人は我慢強い」として賞賛した。
 (これまで過去に差別を受けた経緯があったが)この東北の人の態度によって(アメリカに住む悦子氏自身の)日本人としての尊厳が保たれたように感じた。自分たちのコレクションを里帰りさせ、震災被害の大きかった地域に見せたいと思った」のだそうです。(注:図録より要約)。 

 1960年代のころというのは公民権運動などの人権に関する運動が盛んな頃でもあっただろうけれど、オクラホマなどの中部地域に住む日本人などは珍しかっただろうし、きっとスゴくイヤな思いもなさったのだと思う。そのなかで、夫妻が手に入れた作品を惜しみなく公開し、喜びを他と分かち合おうとする態度というものは、なかなか簡単には出来ないことだと思いました。このような素晴らしい奥さまだからこそ、プライスさんのコレクションが充実したのではないかと思います。

 一連の作品群を眺めていると「華やかさ」のほか「明るさ」と「ユニークさ」が漂っていて面白いなあと感じます。
 伊藤若冲の作品を取ってみても、宮内庁の「動植綵絵」シリーズのような「驚くべき緻密さ」というよりもちょっとユーモラスで、洒脱さというか、【細密ではあるがどこかサッパリとした感じ】がお楽しみの一つとも言えるのではないでしょうか。目玉となっている「鳥獣花木図」にしても「細かいけど、なんだかジワジワと面白い感じ」…。コレクション全体にはこうしたプライス夫妻の嗜好があって、伸びやかで明るい雰囲気を醸しているところが良いなあと思います。



 今日は会場の出口ではプライス夫妻のサインをしていらっしゃいました。また学生のころからのあこがれの日本美術史の重鎮、辻惟雄先生の講演がありました。
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 講演の後、関係者と一般客によるレセプションパーティーがあるとのことでお邪魔させていただいたのですが、プライス夫妻や辻先生とお話することも出来て、本当にラッキーでした。
 
 どきどきしつつもプライスさんに頑張って話しかけてみました。
 今回の展覧会に本当に感動したこと、前回東京で見たときは混んでいて近くで見られなかったけど近くで見られて嬉しかったこと。絵を教えているので今度生徒と一緒に来てみたいと思っていること。
あと、モザイクタイルのお風呂についても聞いてみました。奥様の悦子さんが作られたのですって!いいなあ!
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 会期中に展示入れ替えがあるようなので、なんどか足を運んでみたいと思っています。

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徳雄山建功寺住職・ 枡野 俊明さんのお話

 きょうは徳雄山建功寺住職の枡野 俊明(ますの しゅんみょう)さんのお話を伺いに行ってきました。

 
  枡野 俊明さんは庭園デザイナーとしても世界的に有名な方で、2006年ニューズウィーク日本版10月18日号『世界が尊敬する日本人 100人』に選出された有名な方です。庭園デザイナーとしての側面はこちらのページをご覧になって頂いた方が早くお伝え出来るのではないかと思います。

 また禅僧としての著作も沢山あるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか…。

       


 ここに表示しました本のタイトルは一部ですが、「シンプル」「丁寧な暮らし」「美しい所作」というキーワードが並びます。
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■ プロフィール

nyororo

Author:nyororo
にょろろ(狩野直子)
射手座 B型。

高校の美術教師として勤務後、2007年よりフリーで仕事をはじめました。 現在は狩野直子名義で水彩やイラストの制作、スケッチ教室で講師をしています。
エコールドマシェリ「毎日を彩るスケッチ日記」
JEUGIAカルチャー盛岡「透明水彩スケッチ」
マシェリにて月一回の連載「季節を彩る岩手の野鳥」のイラストを描いています。

にょろろ名義では手帳や時間管理のイベントやオフ会を主催したりしています。
「ジブン手帳公式ガイドブック2017」(実務教育出版)「測量野帳スタイルブック(エイ出版社)藍玉さん著 「まずは書いてみる」(KADOKWA)「手帳事典2018」(玄光社)「に掲載されました。「箇条書き手帳」でうまくいく 初めてのバレットジャーナル (Discover21)に掲載されました。

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○おさかなを飼っています。
「おさかな観察日記」もよろしくお願いします。

○趣味で英語を勉強しています
「2000時間英語トレーニング日記」

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